デザインの舞台裏(2)スケッチ

 デザイナーって、高級なスケッチブックやプロ仕様の方眼紙にカッコよさげなペンなどを使ってスケッチを描いているイメージでしょうか。もしくは専門性の高いソフトを駆使してパソコンの中で描いているイメージでしょうか。僕の場合はアイディアスケッチをする時、基本的にA4判のコピー紙に描きます。筆記用具はフツーの鉛筆と消しゴム。あとは...直線を引くのに定規と、鉛筆が短くなったらホルダー、といったところです。何ら特殊なものや高価なものはありません。

 A4のコピー紙はスキャンやコピーが容易でFAX器にも通ります。鉛筆の乗りが良く、消しゴムも良く効きます。書いては消しを繰り返しても、ちょっとやそっとでは面が荒れません。パソコンで作図した下絵を薄く出力して上から描くのにも便利。必要なスケッチだけをソートして保存するのも簡単です。そして安価であり、画材の専門店へ走らずともスーパーやコンビニでも購入できます。
 鉛筆はこだわりませんが、どんな鉛筆であれ大切に、削れないほど短くなるまで使い切ります(短くなったらホルダーに刺します)。

 クライアントに見せる資料に盛り込む場合などはコピー紙に描いたスケッチをスキャナで取り込み、フォトショップで調整・着彩するパターンが多いです。CGほどの正確さはありませんが、デザイナーが何を伝えたいのか、どこがそのデザインの「見せ場」なのかは、より伝えやすいと思います。もちろん、物によっては手描きではなくパソコンで作図した絵を使う場合もあります。ただやはり、「背中には、この曲線が気持ち良くフィットするな」といったことを感覚的に捉えながらラインを調節できるし、見えない部分の構造や素材の特性にまで想像が行き渡るので、手描きのスケッチはデザイナー本人の理解度を高める意味でも有効だと思ってます。そして伝えるべきビジョンさえはっきり持っていれば、高級な道具や最新鋭のツールに頼る必要はないというのが僕のスタンスです。

 いろんなデザイナーがそれぞれの手法でスケッチをしていると思いますが、今日は「デザインの舞台裏(2)」と題して、こんなデザイナーもいるんですよ、というお話でした。

※ほとんどのスケッチが企業秘密にあたります。写真に写っているスケッチはこの記事のために描いたものです。

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