事務所ではなく、自宅の話です。
事後報告も甚だしいのですが、三世帯住宅である実家の一部をリノベーションし、3月末に引っ越しました。今は毎日吉祥寺から横浜の事務所へ通っています(片道1時間。第三京浜経由。渋滞なし)。入居したのは、かつて祖父母が暮らしていた部分で、もともとは和室や応接室、アトリエなどに細かく区切られていました。それを可能な限りぶち抜き、天井を剥がし、大きな空間にしました。工事は24年前にこの家を建てた工務店に頼んだほか、友人らを呼んで自分たちで施工した箇所もあります。設備機器や建材の一部も、自ら手配しました。
アルミ付紙パックを再利用したテトミックスという新素材を実験的に使用している場所もあったり(世界初の事例です)、引き戸に黒板塗料を施し巨大黒板にしている面があったりと、「普通じゃない感」満載の家になっています。
ちなみに、階上の実家に続くガラスブロックの螺旋階段塔は元から存在していたもので、3階まで続いています(我が家は1階)。
設計は P. S. Design Studio の代表で、大学時代の同僚でもある渡辺仙一郎氏。VOLOというリノベーションブランドを立ち上げたばかりで、この吉祥寺の家は彼らの住宅リノベーションにおける一つの事例になります。リノベーションをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非コンタクトをとってみてください。